セレノスの遺跡探索でスイ様とご同行することになりました、ヴァイオラ・ノインツィヒと申します。以後、お見知りおきを（優雅に挨拶）。
ハンターとしての色々、でございますか？
そうですね……（ハンター人事課で取り寄せたスイ・シグマの資料を見て一瞬眉を顰めるものの、ニッコリ微笑して）失敗は誰にでもありますし、ハンターの仕事は、常に予測できないアクシデントと隣り合わせでございます。
ですが、ハンターとして必要なことは、失敗しないことよりも、失敗のフォローをいかに手際よく処理するかにある、と私は考えます。セレノスでの仕事は危険なものになると予想されますが、たとえ危険に直面しても、パニックを起こさないよう、大きく深呼吸をして、現状を把握し次の状況に備えることが大事でございますわ。
調査隊の中には経験豊かな者もおりますし、このような危険な任務では、先輩の方々の指示に従うことも重要です。ハンターの仕事は、そうやって学んで行くものでございますからね。
（前略）
スイは幸せそうにパンに齧りつくと、やおら首を傾く。
「どうなさいました？」
「う〜ん、ちょっと酸味が強いかなあ。あのハーヴ……あれ?」
スイはパンを手にしたまま、話し掛けてきた少女を見つめた。ウサギ耳状のアンテナが目を引くメイド姿のスレイヴドール。
「こんにちは。スイ様でございますね。私はヴァイオラ・ノインツィヒと申します。月にご一緒させていただくことになりました。そういえばスイ様はアカデミー出ではありませんでしたね」
ギルドから取り寄せたスイの資料を見、ヴァイオラは眉を潜めた。やたらと空欄の多い資料。学校にも通っていないようだ。市民権を得たパラサイトにも思えるが、保護者には兵器開発局長のリンファ・ユンの名前が記載されている。……彼女は一体何者なのか？（以下略）
トル○エ語録から適当な引用をして、無難なメッセージを送ったヴァイオラ（ぉぃ）。
スイは「セレノスの魔女」で3ターンお世話になるNPCなので、キャラアピールや情報収集を兼ねてメッセージを出してみたのですが、「ハンターとしての色々を教えてほしい」というアピール文に何と返すべきかと、少し悩みました。
で、スイが登場しているテンプレアクションを受け取った方からは、彼女は割とおっちょこちょいなキャラだと聞いたので、そういうキャラがこれから死と隣り合わせの冒険に赴こうとする時に有効なアドバイスは何かと考えていたところ、W杯を報じる手元の新聞記事が目に留まり、こういう内容にしてみた訳です。
言っている内容自体は一般論だと思います。割と苦し紛れで出したメッセージなのですが、「ああ、ヴァイオラはこういう考えをするキャラなのか」と、自分のキャラのイメージを色々膨らませる役には立ちました。次のアクションで活用しています。
で、結果の方ですが、イリテュイア研究調査室施設のラウンジでスイとヴァイオラが初顔合わせをする、という内容。
メッセージハガキ中でスイの経歴に言及したことが大きくクローズアップされていて、前作「約束の地の探索者」LCブランチNPCのリンファ・ユンの名前が出ています。
抜粋箇所以外では、スイの姉のリュー・シグマはガーデニングを趣味としていて、その収穫をイリテュイア研究調査室の食堂に供給している、という情報が出ていました。