ステラマリス・サガ 天上の楽園へ
イベントリアクション1602 クロニスにて『星霊祭』開催! 第2回

「『星霊祭』の開幕! その2」

稲垣竜樹マスター執筆


リアクションあらすじ

 ステラマリス人とレダ族の共存に反対する一派の妨害工作が相次いだため、星霊祭が中止されるという噂が流れ始めた。レダ族の長老衆の一人クドーラは、一連の妨害工作はステラマリス人の仕業だと主張し、星霊祭の中止を強固に主張する。それに対するハンターたちや、レダ族族長のキュレネ、長老衆のオリンは、レダ族全体のためにも、ステラマリス人との友好のためにも、星霊祭を継続することを主張する。
 そんなゴタゴタを抱える中、クロニスの里はスレイヴドールの大群による襲撃を受ける。犯罪組織に利用され戦わされているスレイヴドールに刃を向けることに抵抗感を感じつつ、クロニスを守るためにスレイヴドールを倒していくハンターたち。混乱の隙を突くかのように、再びキュレネの命を狙う刺客が現れるが、あわやのところでハンターらに返り討ちされる。倒された刺客の覆面の下から現れたのは、長老クドーラの部下であった。
 先日聞こえた奇妙な声の正体の探索を続けていたハンターたちは、巨大なクリーチャーと交戦する。クリーチャーの圧倒的な強さに苦戦するハンターたち。その危機を救ったのは真紅の巨鳥であった。同時期に北の山の「穴」の探索を続けていたハンターたちも黄金の獅子と遭遇する。彼らがはこの土地の守護者(星の護り手)で、かつてクロニスを襲った、邪悪な星霊『黒き邪』を宿した巨大クリーチャーを倒し、それを封印していた存在だと言う。しかし封印は何者かによって破られてしまい、『黒き邪』の精神は封印を破った者に乗り移っていると言うのだ。
 そして、「穴」を探索中のハンターたちの前に長老衆のクドーラが現れる。『黒き邪』の封印を破った者とは、クドーラのことであったのだ。自分こそが次の族長に相応しいと考えていたクドーラは、自分を差し置いて族長に選ばれたキュレネへの嫉妬心から封印を解き、『黒き邪』の力を手に入れて支配者になろうとしたのである。怪物化し、強大な悪のパワーでハンターたちを圧倒するクドーラ。しかし、スレイヴドールたちを操っていたのがクドーラであることを突き止めたキュレネやオリン、そして『星の護り手』の巨鳥が駆けつけ、形勢は逆転する。ハンターたちの集中攻撃を浴びたクドーラは断末魔の悲鳴と共に倒れ、灰となって四散する。
 一連の騒動が収まったことで星霊祭は継続され、人々は自分の想いを再確認するのであった。

ヴァイオラの登場シーン・ピックアップ

Scene 6 「欲望の果てに……」より

 一方。再び「穴」の調査を行おうと集まった一同は、先行して塞がれた場所以外の進入口を探していたレイス・カルヴンクルスイルム・レイジスと合流する。そして、彼らの発見した新たな縦穴から、二手に分かれて進入を開始する。

「そっちはどうだい?何か見つけたかい?」
 石像の間から、奥に声をかけるイルム。天然の物ではない岩壁を注意深く観察するのだが、これといった発見は無かった。
「こっちは何もないみたいです!」
 イルムとは反対側を探していたカノン・クラフトもふるふると首を横に振っている。
「皆!ちょっとこっちへ!」
 ショウ・アイランズから声があがる。ショウがいたのは、石像の間のすぐ傍の壁の前だった。
「ショウさん。この壁に何か変な所でも?」
 手にしたチタンスタッフをしっかりと握り締めながらフォルトゥーナ・ウェントスが尋ねる。
 ショウは、口元に指を当て、そっと壁をなぞるように触る。フィー・アンタレスも興味津々のようで、じっと覗き込む。すると……。
「あ、壁が開いてく!」
 声を上げたイルム同様、皆、開いていく岩壁を驚いて見つめる。五人は口を開けたような壁の中へと入っていくと、中は小部屋のような造りとなっており、その壁際には石像の間を見渡せるような横長の窓がある。だが、それ以外にこれといって変わった物は見当たらず収穫なしと判断し、部屋を出ようとしたその時。音も無く、気配も無く。ただ、そこに一匹の黄金のたてがみを揺らしながら四本の足で立つ獣がいたのだ。獣と五人が目を合わした瞬間。ショウとフィーは高出力レーザーブレードαを抜き放ち、身構える。一方で、カノンとイルム、そしてフォルトゥーナの三人は身動き一つできず、立ち尽くす。五人は獣から放たれた見えない何かに圧倒されたのだ。
『ふむ。我と自らとの差は理解できているようだな。しかしまだ、戦うべき相手かどうかの判断は未熟といったところか』
 獣の書葉と共に、張り詰めていた空気のようなものが消え、五人は楽になる。
「一体、何なんですか?」
 カノンが恐怖からまだ完全に解放されていないような声で獣を見る。ショウとフィーはいまだ警戒を解いてはいない。獣は五人を順に見渡すと、フォルトゥーナに歩み寄る。
『レダの民か。あの頃の面影はあるようだ』
 懐かしむようなその声に、フォルトゥーナは恐る恐るその手をたてがみに伸ばす。
「あなたは……どなたですか……」
『我はこの地を守護するもの。黒き邪を封じていたもの』
「黒き邪?何なんですか、それは?」
 ショウは武器を収めながら言う。フィーも、獣に敵意が無いことと試されていたことを察し、苦笑を浮かべながら武器をしまう。
 獣は語る。かつて、このクロニスの地で、大きな戦いがあった。黒き邪と呼ばれる存在によって多くの災いがクロニスを襲った。この場所は、生き延びた者たちが集結し、戦いの拠点にした砦の一つ。今ではその名残すら残ってはいないが。そして、永き戦いの果てに黒き邪が宿ったクリーチャーを倒し、平和を手に入れたのだという。
「それじゃあ、あの像は一体何なんです?」
 イルムの言葉に、獣は答える。
『黒き邪は星霊の一種。宿体を倒したからといって、その存在を倒した訳ではなかった』
「ということは、あの四体の像の中央にあった何かに黒き邪を宿して、封印したと」
 ショウの言葉に頷く獣。彼の考えていた、四体の像による封印説は正しかった。
「では、あの壊れた像には何の意味が?」
「そうですね。それに、あなたがここにいることは、何を意味するのですか?」
 フィーとカノンの言葉に、獣は窓際へと歩いていく、いぶかしむ一同。
『何者かが封印を破り、目覚めた黒き邪は再び動き始めた。だが、その人物の強い欲望に惹かれた黒き邪はその魂を彼に宿した。そのために、器は魂を求め彷徨い出てしまった』
「そうか。俺の聞いた奇妙な声の持ち主が、ここに封じられていた器ってことか」
 イルムの疑問が氷解する。
「では、魂は一体……、誰がこんなことを」
 言いかけて、フォルトゥーナはあることに気付く。
「まさか……そんな!?」
『レダの娘よ。答えとはそんなものだ』
 フォルトゥーナと獣の様子にフィーも重大なことに気付き何かを言いかけたその時。窓に一番近くにいたイルムが声を上げる。
「た、大変です!皆が、皆が!!」
 窓から見える石像の間からは、現われた男が仲問に襲い掛かる姿が見える。
「そんな?あれはまさか!」
 ショウは、白らの目を疑った。

「ん〜、前に見たときより壊れてるぜ」
 ハル・トールットは四体の石像を以前の記億と比較して言う。
「そうみたいだな。そっちはどうです?」
 カーレル・ウィルゼスターの声に、鎖を見ていたブルー・ウィンドと中央の欠片の辺りを調べていたルヲーヌ・ペスティベリは揃って頭を振る。新たな発見はないようだ。
「仕方ありませんね。もう少し調べたら、あちらの組と合流しますか」
 レイスの提案に一同賛成する。
「貴様ら、ここで何をしている!」
 声は突然に投げかけられた。驚き、声の先に視線を向けると、そこには、一人の男が、鬼気迫る表情でこちらを睨みつけていた。
「あ、いけ好かねえおっさんだ」
 ハルが嫌そうな顔で呟く。
「まったくだね」「わたくしも同感ですわ」
 ブルーとルヲーヌもハルに同意する。レイスとカーレルは子供たちの素直さに苦笑しながらも、彼、クドーラの様子にやぶさかでないものを感じとる。
「どうしたんですか、クドーラさん?ここの調査はオリン様の許可を頂いていますが」
「オリン!?知らんぞ!ここは私の物だ!あんな老人に口を出す権利など無いわ!!」
 流石のハルたちも、クドーラの異常を感じ取り、カーレルたちの傍に寄っていく。
「何をコソコソしている!そうか!私の邪魔をしに来たのだな!そうはさせんぞぉ!!」
 言うが早いか、クドーラは体を鞭のようにしならせると、一息に跳躍する。
「速い!!」「遅いわ!」
 ハルは目前に現われたクドーラの姿に、一瞬、硬直してしまう。
「!!」
 薙ぎ払うように左から振られた右腕の一撃を、ハルは咄嗟に抜いたロングソードで受け止める。
 吹き飛ばされそうになるのを必死で堪える。
「突然の襲撃、恥ずかしくありませんか!」
 ルヲーヌは右手を突き出し、魔法弾 II をクドーラに向けて撃つ。間髪いれず、ブルーがヴァルキリーで狙い撃つ。だが、クドーラは両足を広げ、身を沈めてそれらをかわす。
 そして、両腕を地面に叩きつけると、思い切り前転し、両足を勢いよく振り下ろす。
「させん!」
 ブルーを突き飛ばし、カーレルは持っていたプロトツインセイバーの柄でクドーラの足を受け止める。そこに、レイスもツインセイバーを抜き、走りこんでくる。
「狂ったのですか、クドーラさん!」
 真横に一閃された一撃を、クドーラはカーレルが受け止めている所を基点に飛び跳ねると、空中で数度回転し着地する。カーレル、レイスは逃すまいと即座に間合いを詰め、合わせて四つの刃で攻撃を加える。しかし。
「何て奴だ……」
 レダ族の長老衆の一人とは思えないような動きで、クドーラは二人の攻撃を受け流す。焦りにも似た感清が、二人の動きに迷いを生んだ。隙をつき、クドーラは身を沈め、二人の攻撃はお互いを傷つけてしまう。
「し、しまった……」「す、すまない」
 傷口を押さえ、膝をつく二人の背後に、勝ち誇った笑みを浮かべて立つクドーラの姿。
「避けて、ください」
 カーレルとレイスはその声に反応した。転がりながら左右に動く二人をクドーラが襲おうとした瞬間。
「ぐぉぉぉぉぉぉ!!!」
 激しい連射音と共に、無数の弾丸が叩き込まれ、為す術なくクドーラは崩れ落ちる。
 見ると、入り口のところには、銃口から煙を立ち上らせている二挺のガトリングガンを鞄えて立つヴァイオラ・ノインツィヒと、キュレネ、オリンの姿があった。ゆっくりと近づいてくる三人。
「彼こそが、一連の事件の黒幕です」
 ヴァイオラは、クロニスに来る時にキュレネを襲ったスレイヴドールを調べ、それがかつて、大量廃棄時に消失したものであることを見つけ、その販売ルートを調べ、購入者を割り出したのだ。その人物こそが彼だった。
「クドーラよ、どうしてお主がこんな……」
 オリンの呟きに、クドーラは血まみれの顔を上げる。
「キ……貴様ノせいだ……!ツぎの族長は……私ダッタはずナノに!ソンな小娘ヲ選んだ貴様ノ!!」
 クドーラは語る。偉大なレダ族のエリートである自分よりも、小娘のキュレネが族長では先が思いやられる。そんな時、この遺跡を見つけ、声に導かれ、巨大な力を手に入れたのだと。これからは巨大な力を持つ者こそが支配していく時代だと。スレイヴドールはそのための手駒であった。
「何て身勝手な奴だ」
 ブルーはヴァルキリーで再びクドーラを狙うが、ルヲーヌがそれを制する。
「クドーラさん、そんなに私のことが……」
 哀しげな瞳で俯いているクドーラを見つめるキュレネ。と、何事かをクドーラが呟く。
「くたバレ、小娘ガァ!!」
 人の姿から異形と化し、剥き出しになった牙でキュレネの細く白い喉を狙うクドーラ。
『そこまでだ、黒き邪の魂よ』
 そこに、炎のような翼を広げた紅い鳳がキュレネの前に現われる。そして、クトーラはその鳳の放つ光に弾かれてしまう。
「今だ、皆!!」
 ハルは、パワーアンプルを使うと、レーザーブレードを手に、疾走する。ルヲーヌはキュレネとオリンを連れ、脇に逃れる。そして、ブルーのヴァルキリーが火を噴き、カーレルとレイスの連撃が加わる。人ならぬ身となったクドーラも流石にどうする事もできない。よろよろとふらつくクドーラの胸をハルの刃が貫く。思い切り引き抜き飛びすさったそこへ、ヴァイオラのガトリングガンが再び放たれる。
「ガ……ガアア……」
 最早、その叫びは人のそれではなかった。倒れたクドーラの体は灰のようになって四散していく。キュレネやオリンはその光景をただ哀しげに見つめていた。

Scene 7 「祭の後に」より

 騒動は終わった。結局、祭は継統され、ついに最終日となった。枕木を積み重ねやぐらを組み、火をつけて火の塔とする。その塔を背に、フォルシーニア・エーテルアイは、舞う。彼女の踊っているのは、クロニスに伝わる伝統的な舞の一つだ。祭などの最後によく踊られている。
 フォルシーニアは笑顔を浮かべながら、その舞いを、願いを込めて舞う。今圓の『星霊祭』では色々なことが起きた。楽しいことも、哀しいことも。けれど、そこで終わらせてはならない。その先にある何かを見つけ、良き明日の為につなげていかなくてはならない。
 ヴァイオラとスタークは利用されな同胞たちを自分たちで弔うと言ってクロニスの外れに向かった。もちろん、フラッドも一緒だ。お菓子作りに精を出すものたちもいれば、横になって眠っている者や、調査結果について話し合う者たちもいる。純粋に祭を楽しんでいる者に、その世話にてんてこまいな者。キュレネはそんな光景を静かに見っめながら、あの洞窟での紅き鳳の言葉を思い出す。
『この地は安らぎの地。心せよ、愚かなる人の争いを決してこの地に持ち込むな』
「本当に、皆が安らげる地を築けるのかしら」
「そんな顔は嬢ちゃんらしくないのお」
 オリンの声に、顔を上げるキュレネ。
「ほれ、フォルの舞でも見て、元気を出せ」
「元気出して!」「キュレネ様、ファイト」
 オリンについてリヴァローザとリラがニコッと微笑みかける。つられて、笑顔を見せるキュレネ。そこへ、フォルシーニアが寄ってくる。
「キュレネ様、さあ、ご一緒に!」
 連れ出されたキュレネは、フォルシーニアと共に、踊り始める。流石に、すぐになじみ、周りからは感嘆の声があがる。
「星霊よ、ご覧あれ」
 オリンは夜空を仰う。
「貴方の子らの優しき眼差しを。そして、哀しき眼差しを」
 そっと、星が流れ落ちる。何かに応えるかのように。舞を盛り上げる手拍子も大きくなった。オリンは、切なる願いを込めて祈る。
「この眼差しが曇ることの無いように、星霊よ、見守り、そして、お導きあれ……」
 フォルシーニアとキュレネはくるりと回り、両手を合わせ膝をつき顔を上げる。そして、鳴り止まぬ喝采に包まれながら、クロニスの夜はふけていく。様々な想いをのせて。

【NPC一覧】

オリン
星霊のご加護あらんことを
クドーラ
欲望の果てに死亡
キュレネ
色々大変でしたが、皆さんにお会いできて楽しかったです。またお会いできる日を楽しみに。

【PC一覧】

レイス・カルヴンクルス
パラサイト 24歳 男性 バウンディハンター / 月狼さんのPC
イルム・レイジス
一般市民 17歳 男性 アカデミー生徒 / 彩途さんのPC
カノン・クラフト
一般市民 15歳 男性 アカデミー生徒
ショウ・アイランズ
上級市民 24歳 男性 魔導科学研究員 / 小島 崇さんのPC
フォルトゥーナ・ウェントス
レダ族 27性 女性 インテレクチュアル
フィー・アンタレス
上級市民 24歳 男性 サイエンティスト / frybirdさんのPC
ハル・トールット
パラサイト 13歳 男性 ストリートキッズ
カーレル・ウィルゼスター
貴族 18歳 男性 騎士
ブルー・ウィンド
一般市民 14歳 男性 アカデミー生徒
ルヲーヌ・ペスティベリ
貴族 15歳 女性 アカデミー生徒
ヴァイオラ・ノインツィヒ
スレイヴ・ドール 12歳 女性 ハンターギルド監察官 / TEDのPC
フォルシーニア・エーテルアイ
レダ族 19歳 女性 モデル / 水さんのPC

●プレイヤーコメント

 悪のサイコパワー炸裂、ダブルニー○レス(?)を見舞うクドーラ様が素敵すぎ。

 ヴァイオラ、なんだかは美味しい所だけゲットしています。廃棄されたスレイヴドール云々の話は、「セレノスの魔女」第2回A-PARTのジェイドさん(豊田みなみさんのPC)の台詞にヒントを得て、絡めてみたのですけれどね。
 戦闘に参加することは考えていなかったのですが、前回マスターよりに「第2回は戦闘中心」とあったので、一応アピール欄に「獲物はガトリングガン二挺」と書いておいたところ描写してもらえました。悪党を蜂の巣にできて気持ちよかったです。


●送ったイベントハガキの内容

■目的
 犯人グループを割り出します

■動機
 スレイヴ・ドールの同胞が犯罪に利用されているのを見るのは、悲しいです。あまり他人事と言う気がしないのでございます。

■プロット
 犯行に使われたスレイヴ・ドールたちの製造番号から、経歴を調べます。犯人グループを割り出す手がかりになるかも知れませんから。聞けば「スレイヴ・ドール大量廃棄の際に、登録だけ抹消して犯罪に利用している者もいる」(「セレノスの魔女」第2回A-PART)という話もあります。……私も、その時代を生き延びた一人でございますから、人間風に言えば「正直に言って、あまり戦いたくない相手」という感じでございましょうか。私があちら側の立場にならなかったことは、確率上の問題でしかありません。
 最近製造されたものであれば、流通経路を割り出します。旧世代のものであれば、昔の主人から話を伺い、情報を集め、廃棄を担当した業者などについて調べます。持ち主から愛されていたドールや、不遇だったドールもいたかも知れないと、彼らの経歴に思いを馳せると、ますます気が重く感じます。
 何にせよ、祭りの妨害にステラマリス人のスレイヴ・ドールが使われていたことは、レダ族の心証を悪化させます。犯人側がどのような意図を持って犯行に及んだのかを調べ、キュレネ様に伝え、レダ族の長老たちにはどのように説明するか、対応を協議する必要があるでしょう。


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