ライバル企業やテロリストによる襲撃が警戒されていた
襲撃の手は休まることもなく、離陸を待つシャトルには爆弾の雨とパワードスーツの軍団が投下された。ハンターやO-Fテストパイロットの奮戦により、試験中のO-Fを積んだシャトルは辛くも宙港を出発する。しかし、既に敵の仕込みは成されていた。
異変に気がついたのは、他人の名前をわざと間違えて呼んでからかう性癖の持ち主、O-F【白雪】のテストパイロットであるアルビオン。同僚のゴードンが、間違って呼ばれた名前をいつものように訂正しようとしないのに気がつき、ゴードンが偽者とすり替っていることを看破した。本物を殺して入れ替わっていた偽者のゴードンは銃を乱射し、ダイレクトドライブ搭載型のO-F【月影DD】を奪って逃走する。……更に混乱のどさくさに紛れて、O-Fの強奪を狙っていたハンターであるベルク・リスタル(SS0329)も、偽者のゴードンを追うフリをして【月影】の奪取に成功する。
イリテュイア・リングに潜伏した【月影DD】のコクピットの中、ゴードンに成りすましていた強奪者は独白する。追跡者を誘い出すことが自分の目的であり、真の目的は別にあるのだと……。
宙港のゲートを潜り抜け、護衛車輌に護られた巨大なトレーラーが滑り込んできた。
だがそのコンテナのそこかしこが、泥や血の痕で染まっており、ここまでの道中が平穏でなかったことを示していた。
「また酷え有り様じゃねえか」
ハンガーの二階から、こちらに向かってくる輸送車輌を跳めながら、ジルコン・アークデルタが云った。その手にはO-F 【剣刃 】の分厚いマニュアルが握られている。
「かなり派手に襲われたらしいですよ」
アリシア・レイランドはジルコンの隣で、輸送車輌がやってくるのを眺めている。
「私にはこの機械が本当に必要なものなのかどうか、疑問なんですけれどね」
アリシアがハンガー内に視線を移す。そこには、二機の【剣刃】が直立不動の姿勢で立っていた。
この二機は、この日、発着場を警備するために送られたものなのだが、肝心のパイロットがいないという、実に馬鹿げた状態になっているのだ。
パイロットが姿を消した理由が妨害工作であるのか否かは定かではないが。そんなわけで、パワードスーツ《壱式》を所有し、当然操縦経験の多いジルコンとラサ・レインが臨時でパイロットに任命されたのである。
そのため、休憩時間にはこうしてジルコンはマニュアルとにらめっこをしているのだ。
「疑問って、なにがだ?」
「こんな巨大なものを作ってどうしようというのでしょう? ほとんど趣味の世界としか思えません」
「巨大移民船建造のための働き手でございます。現在のぺースでの移民では、終了までに数百年掛かる計算です。すくなくとも、現在の十倍以上の移民を可能とする、巨大移民船建造しなくてはならないのでございますわ。思い出してくださいまし。パワードスーツも、元は採掘用の重機でございましたのよ」
ヴァイオラ・ノインツィヒがふたりのところへやって来た。手には警備チェックリストが握られている。
「それに、未確認ながら、巨大クリーチャーの存在も噂されておりますし」
「巨大クリーチャーだ?」
「なんでも、全長30ミュールにもなるぬぁまこの伝説があるとか……」
「さ、さんじゅう……」
思わず想像して、アリシアは青くなった。
自分の人生においては、そんなものと出会いたいとは思わない。
だがなぜこの目の前のSvD は、こんな夢見るような顔をしているのか?
「楽しみでございますわね」
アリシアとジルコンは、ただ無言でヴァイオラを凝視していた。
ハンガー
6輌の輸送車輌が整然とならび、搭載されていたO-Fは順にリフトアップし、【剣刃】の向いに並んでいく。
そして、最後の6号車に搭載されていた【月影 】がリフトアップした。
だが、3号車のコンテナはそのままだ。
「【白雪 】起こしちゃってもい〜のかな?」
アルビオン・ルオが3号車を指差し、同僚のジョッシュ・フライトニールに尋ねた。
「まだ止めておいたほうがいいだろ。シャトルがハンガーに入ってからでいいよ。それじゃ俺は【鳳翼 】のバランサーの調整してくっから。さっきの無茶で、少しばかり狂ったみたいなんだよ」
「あの程度で?」
「背部ユニット無しで起動したろ。そのせいで【鳳翼】が自分で勝手に微調整しちまったみたいでな。こういう高性能もちと考えもんだな。そういや、背部ユニットはここにあるんだよな。装着しちまおう。
ゴードン! 【鳳翼】の背部ユニットを装備する! あっちの操作を頼むわ!」
ジョッシュは【月影】からハンガー2階に降りたゴードン・マクニールに云うと、【鳳翼】に乗り込むべく、近くの階段へと走っていく。
アルビオンは改めてこの巨大なハンガーの内部を見回した。
広い構内。予定なら、ここにシャトルが二機待っていたはずなのだが、影も形も見えない。いったいどうしたのだろう?
「赤はないのか? 赤は」
「赤? 赤はないわねえ」
O-Fを指差しながら問われ、アルビオンがのんびりと答えた。
「やっぱエースといったら赤だろ。赤」
「実験機にエースもなにもないわよ」
【鳳翼】がリフトで持ち上げられた背部ユニットに、背面から近づく。【鳳翼】のテストパイロットであるジョッシュは何度もやっている作業だ。すぐに終わるだろう。
「……あんた誰?」
アルビオンが尋ねた。
「俺? 俺はナナイ。ナナイ・サーアイヴァー。よろしく」
ナナイが右手を差し出すと、アルビオンはニコっと笑って握手をする。
「私はアルビオンよ。よろしく、ナナシ君」
そして順当に名前を間違える。
この娘、名前をきちんと呼ぶことの方が奇跡的であるということは、関係者筋では有名な話である。そしてそれを修正しようと無駄にも思える努力を続けているのが、ゴードンひとりだということも。
かくして、ナナイもそれにチャレンジを開始した。
「いや、ナナイ」
「ナナシ」
「ナナイ」
「ナナシ」
「だから、ナナイ」
「男が細かいこと気にしてんじゃないわよ。用は通じればそれで万事OK! それじゃね。ここの警備主任に挨拶しないと〜」
アルビオンはひとしきりブンブンとナナイの手を振り回すと、二階へと駆けて行った。☆ ★ ☆
ハンガー前
輸送部隊の警備班長引継ぎを確認し、そのままここ離発着場の警傭に回るハンターたちの確認をすると、ヴァイオラはそのリストをエプロンドレスのポケットにしまい込んだ。
そして替わりに一冊の帳面をとりだす。
これはハンターギルド監察官としての任を果たすための重要アイテムである。
いわゆる閻魔帳。
ハンターの任務に対する問題行為、違法行為云々に関しては、メモリーに記億されるため本来なら不必要なのだが、彼女は大事をとってハードにも残しているのである。
報告にあったことで、ひとつ気になることがあったのだ。問題行動を起こしたハンターがいたらしいのである。
既に過去のデータはギルドに提出してあるので、メモリーからは消去してある。故に閻魔帳の出番となったわけであるが。
「……セレノスでも同僚というか、責任者を脅迫しておりますわね。精神を病んでいるのでございましょうか? いずれきちんと確認して、報告しなければなりませんわね」
ぱたんと閻魔帳を閉じると、ヴァイオラはポケットに仕舞いこみ、警備項目リストを取り出した。そしてハンガーへと入り、ヴァイオラは居並ぶO-Fの威容に圧倒される。
7機も並ぶと、【剣刃】2機だけのときとは比べ物にならない迫力である。
ヴァイオラは【鳳翼】の前にたつと、軽くスカートをつまみ、膝を曲げた。
「はじめまして。私、ヴァイオラ・ノインツィヒと申します。ハンターギルドの監察官をしておりますの。【鳳翼】様、どうか宜しくお願いしますね」
「こちらこそ。まこと丁寧なご挨拶、痛み入ります」
突如【鳳翼】が腰を折り、礼儀正しく礼を返す。
ヴァイオラは慌てて後退さって硬直した。
その格好はというと、左足一本で立ち、右足は腹につくくらいに膝を曲げてあげ、右手はこれからチョップでもするぞと言わんばかりにピっと伸ばした手刀を白らの喉元に構え、そして左腕はバランスをとるために、作業項目リストを持ったまま適当に伸ばしている。もちろん表情はびっくりしたままだ。最近牛耳と呼ばれ出した側頭部のアジテナは、ピンと立てられ、本人が言い張っていたように兎耳のようになっている。
「おまえ、なに愉快な格好で固まってるんだ? 呪いのメイドダンスの練習か?」
聞き覚えのある声に、ヴァイオラは慌てて姿勢を正した。
そこには、セリアス・クレイドルと、サイボーグ化した女性がひとり。
「い、いえ、なんでもございませんのよ」
「俺が脅かしちまったんだよ。悪かったな、嬢ちゃん。俺はジョッシュだ」
【鳳翼】から這い出しながら、ジョッシュがヴァイオラに改めて挨拶をした。
「あなたはどなた様でございましょう?」
「私? 私はアルビオン・ルオ。【自雪】のテストパイロットよ。そーゆーあんたは」
「失礼いたしました。私はヴァイオラ――」
「うん、バッテラちゃんね」
「バッテ……」
ヴァイオラは目の前が真っ暗になった。
どうやらこのあいだの『牛』事件以来、クセになってしまったらしい。
「私はヴァイオラでございます。断じてパッテラではございません」
ヴァイオラの猛烈な抗議。
「細かいこと気にしてんじゃないわよ。可愛い顔がだいなしよ!」
だがアルビオンは気にしちゃいない。
その背後では、セリアスが笑いをこらえて肩を震わせている。
なんだか面白くない。
再び訂正を求めようとしたとき、ジョッシュにポンと肩を叩かれた。
「あいつはまともに人の名前を覚えない。いや、覚えてるのかもしれんが、万事あの調子で間違える。はっきりいうぞ。諦めろ。単音節の名前でもなけりゃ、あいつは間違える。まあ、気にするな」
ボソボソと固りに聞こえないように、ヴァイオラに耳打ちする。
「気にするなと申されましても……」
「そーそー気にするな。ヨシュアの云うとおりよ。うん」
「ヨシュア?」
「俺はそうらしいんだよ」
ジョッシュは肩をすくめてみせた。
「ところで、シャトルはどうなってんだ? まだ準備ができてないみたいだが」
「少々妨害工作がありまして。ただ今各部のチェック中でございます」
「いや、終わったみたいだぞ。シャトルが二機、こっちに来る」
セリアスが開け放たれたハンガー扉の向うから、走ってくるシャトルを指差した。
「ゆくぞガストン! いざセレノスヘ出発だ!
積み込みはじめるわよ一!!」
「……ゴードンです」
ハンガー2階からゴードンが答えた。
「……冗談ではなかったのですね」
「冗談と思われたのか。ショックだ。んじゃ、俺も積み込みはいるとするか。あ、そうそう、【白雪】は凄いぞ。一見の価値アリだ。今回の最重要機密だぜ」
ジョッシュが再び【鳳翼】に乗り込んだ。
ジョッシュに云われ、セリアスとヴァイオラは3号車輌に目を向けた。コンテナが開き、搭載された白いO-Fが姿を見せる。
リフトアップされた純白のO-F。その姿は、まさに軽装鎧を身に着けた女性そのもののフォルムだった。だが最も目を引くのはその頭部だ。まるで宝冠か帽子を被ったかの様なライン。そしてその下にはまごうことなき女性の顔。他のO-Fは、一番人間的な【剣刃】でも、フルフェイスの兜を被った騎士とでもいう姿で、顔の造詣などないのだ。
「美しいですわ」
「……まさしく趣味の世界だな。あの顔を作ることになった技術者は、どんな気持ちだったんだか。テムレ博士を思い出すよ」
「テムレ博士、来てるわよ」
背後からの声に、ふたりは飛び上がった。
そこにいたのはルーキス・オルトゥース。彼女も【白雪】を見に来たのだろう。
「ど、どうしてテムレ博土が?」
「なんでも、このO-Fには博士の手が入ってるらしいわよ。SvDの技術を色々盛り込んだらしいわ」
【白雪】から目を離さず、ルーキスが答えた。【白雪】はシャトル格納庫にしつらえられた、固定床に収まった。
「おや、ヴァイオラ君ではないかね。どうだね、改造する決心はついたかね?」
どっからか博士の声が聞こえるや、ヴァイオラは一目散に逃げ出した。
(中略)
セレノス工場【格納庫】
突如場内に警報が鳴り、アルビオンの声が響き渡った。
{工場内に侵入者!工場内に侵入――ええい、まどろっこしいわね。ガスト……ゴードン・マクニールを発見次第、拘束しなさい! そいつは偽者よ!}
「偽者!? いったいいつのまに!?」
ルーキスがO-Fの警備に回るべく、慌ててシャトル内の【白雪】の元へと向う。
直後・銃を乱射しながら、ゴードンが格納庫に姿を現した。
「待ちやがれ、この偽者野郎!」
ジョッシュがゴードンの姿を見つけるや、『収納』からカタナを展開した。
だがゴードンはロクに狙いもつけずに、銃を連射する。
「畜生!」
いきなりジョッシュは横に跳び、ヴァイオラを突き飛ばした。
直後、持っていたカタナが床に転がり、ジョッシュはそのまま倒れる。
「ジョッシュ様!?」
「いやあ、さすがに穴が開くと痛いな……」
ジョッシュは歯を食いしばりながら、どうにか云った。
肩口を押さえた手が、血で染まっていく。
「なんて馬鹿なことを。私はSvDですのに」
「女の子を護るのは男の醍醐味……たたた。ちと、背中見てくれ。弾丸貫通してるか?」
ヴァイオラがすばやく背中をみると、肩からの出血が見て取れた、弾丸が貫通した証拠だ。
「よし、脚も穴があいただけだな。『治療』でどうにかなる。奴を止めるぞ」
「なにを無茶なことをいっているのでございますか!」
ヴァイオラが喚いた。
奥から銃撃が聞こえたかと思うと、やがてO-Fの起動音が響いてきた。
O-Fの足音が近づいてくる。
ジョッシュは目をそばめてO-Fを見た。
起動しているのは【月影】だ。そして肩には、黒い機体に白文字でDDと記してある。
「そうか、奴の狙いはダイレクトドライブか。だから俺たちのシャトルがくるまで、O-Fを盗まずにいたんだな」
「そんな、私が警備の者も含めて、ちゃんとチェックを――」
「いや、地上での戦闘の時に入れ替わったにちがいない。おそらくゴードンの容姿やなんかは、離発着場までの輸送時に確認したんだろう。途中で襲われたらしいからな」
ジョッシュが歯を軋ませる。
「ってことは、離発着場のあの遅れ、管制官が買収でもされてやがったな」
【月影DD】は【剣刃】の剣と盾を手にすると、ゲートに向ってゆっくりと歩いていく。
「野郎、このまま外へ出る気か。ヴァイオラ、半透過シールドを展開してゲートを開け。このままゲートを開かれたら、ここにいる作業員全員外に放り出されちまう!」
ジョッシュが云う。だが、どういうわけかヴァイオラは即断できずいにいた。
「俺はこの格好で宇宙遊泳はしたくない」
ジョッシュが喚くと、ヴァイオラはひょいと彼を抱え上げた。
そして一目散に格納庫から逃げ出すべく駆けていく。
ゲート制御室へ続くネコ走りのような通路に、カーレル・ウィルゼスターの姿を見つけたヴァイオラは叫んだ。
「透過シールドを展開して、ゲートを開放してくださいまし! このままゲートを破壌されれば、全員外に――」
ヴァイオラの言葉を最後まで聞かずに、カーレルは駆け出した。
確かに、このままゲートを破壌されたら大惨事になる。それなら、このO-Fを外に出してやったほうがいい。こちらには、追撃できる機体があるのだから。
「まさか俺がお姫様だっこされるハメになるとは……。どうせならするほうがいい」
ジョッシュがぼやいた。
「それなら、怪我を治してからしてくださいまし」カーレルはゲート制御ルームに行く途中に、ベルク・リスタルの姿を見つけた。
警傭の仕事のみならず、雑用までしっかりとやっていたSvDだ。たしか貴族の紹介状を持っており、身元もはっきりとしている。そしてなによりも、彼もO-Fに興味があったのか、【剣刃】のマニュアルを熟心に読んでいたのをカーレルは覚えていた。
「君! O-Fで奴を追え!逃がすな!」
「え、オレ?」
ベルクが思わず自分を指差した。
「他に誰がいる! 任せるぞ!!」
ベルクは主であるリーンピア・オランヴォイスのため、警傭として潜入し、リーンピアが行動を起こすときまで情報収集に励んでいただけなのだ。そして、O-Fを盗む役は自分ではなく、主人のリーンピアであるのに、どういうわけかそのお鉢が自分の手元に回ってきてしまった。
見ると、下でリーンピアがバタバタと騒いでいる。
「早く行くのよぉ! 早くぅ!!」
リーンピアがバタフライマスク(別名:女王様マスク)をつけたまま、手を振り回して【月彰】に喚いた。
なんだか予定していた計画とはまったく違うが、奪取できればそれでよし。ということらしい。
「えええ!? いいんですかぁ。追えって意味じゃありませんよねぇ」
半ばうろたえながら、ベルクは一番近場の【月影】に乗り込んだ。
操縦系は、【剣刃】のマニュアルに記載してあったものと殆ど同じだ。
外してあった起動ディスクを差込み、【月影】を起動させる。奪われた【月影DD】が、剣を構え、扉に突きかかろうとしたとき、ゲートがゆっくりと開き始めた。
半透過シールドが展開されているおかげで、空気が流出することもない。
半透過シールドとは、空気を逃さず、また有害物質以外のものはなんでも通り抜けができるという、一種のエネルギーシールドである。
ゲートが開き切るのを待ち、【月影DD】は宇宙へと飛び出していった。
そしてややあって、ベルクの操る【月影】が、よたよたした足取りでゲートから宇宙へと飛び出していった。
「あああ、オレが盗んじゃったよ。すこししてから戻る……わけにはいかないよなぁ」
主であるリーンピアの顔が、頭の中をぐるぐるとめぐる。
とはいえ、これからどうしていいか分からない。
かといって、このまま強奪者となって追い掛け回されるのも嫌だ。
いや、それ以前に操縦法もよくわからないO-Fで逃げ切れるわけもない。
結果、導かれた結論。
「……どこかに隠れていましょう」
問題を先送りにしているだけである。
ジルコンさんは、ステマリ#3の参加者で知らない人はモグリってくらいに有名な方。恐らく全部のアクションに参加していて、今月見かけたときはレベル79でした。彼ならパンチとキックでもアウファニム・フレームを倒せるんじゃないでしょうか……。ラサさんとは、アクションシナリオの「開発部れぽぉと《O-F開発部》」の第2回でご一緒していました。レベル20未満ながら《壱式》で戦っていたので印象的でした。カーレルさんはあちこちのイベントリアで幅広く参加されている方ですが、交流者さんから頂いた「レベルE」のリアの描写のせいで「チェーンソー騎士」のイメージが離れません……。
セレノス以来、セリアスさんとヴァイオラはワンセットで描かれていることが多いですね。別にGAを組んでいる訳ではないのですが、セレノス第2回を除き、同じイベントに参加しているときは必ず一緒のシーンにいます。
リーンピアさんとベルクさんのプレイヤーが誰かは一応知っているのですが、双方のプレイヤーさんのサイトを拝見する限り、どうやら非公開で参加したい様子なので黙っておきます。
全長30メートルの巨大ナマコとの邂逅に思いを馳せてうっとりするシーンに始まり、シェーのポーズで固まるわ、呪いのメイドダンスとか言われるわ、違う名前で呼ばれて怒るわ、美しいO-Fに惚れ惚れした後、それがテムレ博士の作品だと知って逃走するわ、24歳の男性をお姫様だっこして走るわ……今回のヴァイオラは妙に楽しそうです。描写量もハイグレード並み。
防衛の甲斐なくO-Fが強奪されてしまう展開を予想して、なるべく出番の増えそうなアクションを狙ったのは確かなのですが、アクションと関係ないところで生き生きしているような……和田マスターにとっては動かしやすいキャラなのかも知れません。
(本当は、強奪されるO-Fに挨拶して縁故を作っておきたかったところでしたが、これは失敗。余談ですが、挨拶の台詞は「華胥の国の花嫁」で桜マスターが描写してくれた時のを意識して使っています)
消えるロボもあるし、ガ○ダムSEEDで来るのかと思いきや、うちのPCと偶然同じ名前のロリキャラが出てくる(予定の)某深夜スペオペアニメをなんとなく連想してしまいました。シャトルの管制官が買収されてたりする辺りが、なんとなく。
■目的
警備に不審者が紛れ込んでいないか確認
■動機
ハンターギルド監察官として、ハンターたちが警備マニュアルの手順通りに働いているか監査いたします。
■プロット
仕事の現場に到着して最初に、アウファニム・フレームさんに挨拶。「私、ヴァイオラ・ノインツィヒと申します。ハンターギルドの監察課に所属しておりますの。○○(O-Fの名前)様、どうか宜しくお願いしますね(にっこり)」(意思を持った相手に接するような態度で)
それから仕事に取り掛かります。(もちろん警備責任者から許可を得た上で)ハンターギルド監察官として、厳格な監視体制の下で的確な警備、運用が行われているかどうか、チェックリストを片手にてきぱきと点検し、状況のメモを取り、ハンターの方々の行動を監督します。現場でのハンターの勘というのは大事にしたいので、チェックリストの穴を指摘されたり、ハンターの視点で気がついた点や提案などがあったりすれば、必要な事務手続きは自分が引き受け、必要であれば監察官として現場に立ち会った上で、柔軟に対応いたします。ハンターの方々の中には、強奪の手引きとして潜入した者が紛れ込んでいる可能性もあるので、人間観察の特技(趣味)を活用して、不審な行動を取る者を取り締まります。
それでも何かトラブルや不祥事が起こってしまった場合。自分がチェックした箇所で起こったものであれば、メモと照らし合わせて警備担当者を呼び出すなどして、一体何が起こったのかを確認します。想定した範囲内のトラブルであった場合、マニュアル通りに対応します。